退行催眠という方法で、過去世を
体験するという実例を紹介する
シリーズです。
前世記憶や臨死体験との共通点が
多いので、真理を探究するのに非常に
役に立つ事例だといえます。
退行催眠についは、その1から
その4までご覧いただければ、どんな
ものかわかっていただけるように
なっています。
今回も前回のその5に引き続き、
レイモンド・ムーディー氏が
過去世体験を研究した成果として、
その特徴や要素をまとめておられ
ますので、著書からの引用でご紹介
していきます。
「」内が引用で、~が中略です。
「特徴4 どの人が自分かわかる
過去世へ退行中の自分は、現世とは顔形
も声も異なり、ときには性別も入れ替わり、
また肉体的特徴もまるで違う。しかし
いかに違ったとしても、過去世において
どの人が自分かということは即座に理解
している。生活環境や職業、時代や国など、
すべてが違うような状況であっても、
誰が自分なのかわかるのである。
たとえば私の大学のある学生は、何百年
も前の過去世へ退行したとき、自分は
そこでトルコに住む商人だったと、非常な
真面目さと確信をもって述べた。
(引用注:この学生はアメリカ人である
と思われます)
また南部の若い主婦は、自分ははるか前、
原始時代にアフリカで戦士だったと言い、
こう叙述している。
「私は突然、黒人の戦士である自分を見い
だしました。木の葉を編んで作ったものを
腰に巻いて局部を隠している以外は、
まったくの裸でした!体中の黒い肌に、
戦闘に備えて極彩色のジグザグ模様などが
描かれ、非常に恐ろしい容貌をしていま
した。
なぜそのような極彩色模様を描くのか、
今の私にはわかります。現代ではそのよう
にする必要はないでしょうが、過去世の
退行中の私の目の前に、別の黒人戦士が
現れたのです。彼もジグザグ模様などを
体に描いていました。その姿が目の前に
現れると、それはショッキングなほど
恐ろしいものでした。
その模様は接近戦においては、敵に
心理的動揺を与える効果があるのです。」
こうした自己感は、退行催眠から覚めた
あとも残る場合がある。被験者は、自分
は過去世で確かにあの男性、あるいはあの
女性だったという感覚を持ち続ける。
そして事実そうだったのかも知れないの
である。」
ムーディ氏は科学者でもあるので、とても
ショッキングな過去世の体験や前世体験の
エピソードを紹介していても、断定口調を
徹底的に避けておられます。
これは科学者としての立場なら正しい
でしょうが、なんかせっかくのエピソード
に、説得力が与えられないという印象を
持つときもあります。私は科学者でもない
単なる研究家なので、確信を持てる事に
対しては、力強く断定していきます。
つまり、体裁やしがらみを気にする必要が
ないという事ですね。
つまり上の例は、魂としての自分の過去世
の実際の記憶なので、自分がどんな姿や声
性別になっても即座にわかるという事
なのです。
また一つのタイムラインの過去という
事ですが、極彩色をする理由などは、
勉強にもなる一面を過去世の体験が、
もたらしてくれるという事を証明もして
くれています。
余談ですが、だいぶ以前に女子高生の間で
流行っていた「ガングロ」という、顔を
真っ黒にしてケバい化粧をしていた姿は
確かに心理的動揺を与えるのに充分でした
ね(^^)💧あやつらは戦士だったのか?
「特徴5 過去世の感情の中に置かれる
退行催眠を受けた被験者は通常、自分は
過去世での実際の感情の中に置かれたと
述べている。
私自身の退行経験においても、たとえば自分
が過去世で味わった非常な恐怖をその場で
心底感じた。必ずしも恐怖の過去世ばかり
ではなかったことが救いだが、かつて
自分がローマのコロッセウム(円形競技場)
でライオンに飛びかかられ食い殺された
ときの恐怖などは、実際に私を気絶させた。
こうしたことは、はたで被験者の様子を
見ている催眠療法士にも明らかである。
過去世へ退行中の被験者は、療法士の
目の前で自分の顔に恐怖や怒りをあらわに
したり、悲しみや感動の涙をボロボロと
流したりする。優しい感情から激怒に至る
まで、人間の持つあらゆる感情が、退行中
の被験者の表情に現れる。
こうした感情の現れは、被験者が実際に
大昔の過去世へ退行してその場面を生きて
いるのだという確信を、見ている療法士
にも抱かせる。療法士はそれによって
催眠療法が機能していることを知るの
である。」
“以上「」内全て
出典:「生きる/死ぬその境界は
なかった」
レイモンド・ムーデイ
ポールペリー 共著
矢作直樹 監修
堀 天作 訳”
この過去世体験での、リアルな感情も、
過去世が自分の魂の実際の経験だと
すれば、とても自然に理解できること
ですね。いったいここまでの状況から、
実際の過去世である事実を認めない
現代の主流の科学の姿勢というものは、
いかに狭くて意固地な感覚なのかを
物語っています。
ここは、重要な視点だと思いますが、
証拠というのは、人間のとてつもなく
狭い五感の領域で確認できるという
だけの事で、それしか信じられないと
いうのでは、まさしく世界のほとんど
を事実として認めていないのに等しい
のです。
なぜなら、世界のほとんどは、人間の
とてつもなく狭い「五感の領域の外」に
存在するからです。
もし本当の世界を知ろうとするのなら、
そのとてつもなく狭い五感の領域以外を
探究するしかないという、単純明快な
真理をわかっていないのが、人類の
ほとんどだという事ですね。
とにかく、魂が過去世で体験した事を
催眠中に実際感情を伴って再体験
しているというのは、時空を越えた
領域にまだその過去世が、現実として
存在したままだという事も示して
いるのです。過去は過ぎ去っていない
、まだ現在の我々とともに、存在
している事も証明している事になります。
これは超常現象とホログラム編の一連の
記事を読んでいただれば、より理解が
深まると思います。
退行催眠による過去世体験の特徴は
まだまだ続きます。続きは次回と
いう事で(^^)
我々は証拠があるものしか信じないようにされることで、五感の世界に閉じ込められてる訳ですね(>_<)
過去世を体験することが、パラレルワールドへと繋がってくるのは認識してませんでした。その意味でもあんみんさんは何回も退行睡眠を取り上げたのですね(^-^)
ありがとうございます謙信さん(^^)
科学でいう証拠とは、我々のおそろしいほど狭い
五感の領域で、確認する行為というだけの事です。
つまり証拠が確認できるものだけが、現実といっているのは、
たとえば、小さな箱の世界しかみえない、箱の
中に閉じ込められた「こびと」が、箱の中で見える
ものしか信じないし、そこの世界だけが現実だと
箱の中から言っているということと、全く同じです。
せっかく箱の外に出る事ができた人が、外の世界を
教えてくれているのに、箱の中の住人は、
箱の中で見えなければ信じないといっているのと
全く同じというわけなのです。
過去世体験にしても臨死体験にしても、高い意識での
覚醒状態の意識でも、体外離脱でも、アヤフアスカなどの
向精神性植物を服用した精神状態でも、右脳や松果体活性化
の意識でも全て、「箱の外」に出られるか、それを
実感できるかしているという事なので、当然その話から
私たちは学ぶべきだという事を、説明してきたわけなのです。
過去世体験でも、もちろんパラレルワールドの、無限の
タイムラインを経験できるのは、それが箱の外の世界に
意識を移行できるからという事なのです。
我々は見事にふだん「箱の世界」にしかおりません
からね。